- 青汁を始めたいけど、大麦若葉とケールの違いがわからない
- 家族で飲むなら、飲みやすい青汁は大麦若葉とケールのどっち?
- 野菜不足を補うために、より栄養価が高い青汁を選びたい
手軽に野菜不足を補える青汁ですが、原料によって味や栄養価が大きく異なるため、どれを選べばいいか悩む方が多いはずです。
この記事では、青汁の代表的な原料である大麦若葉とケールの違いを徹底比較します。記事を読めば目的や好みに合った青汁がどちらなのかわかり、迷わず選べるようになります。
大麦若葉とケールの青汁はどちらも栄養価の高い飲み物です。大麦若葉とケールの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合った青汁を選びましょう。
大麦若葉とケールの主な違い

大麦若葉とケールの主な違いを以下の特徴から解説していきます。
- 大麦若葉とは大麦が実をつける前の若い葉
- ケールとはキャベツと同じ野生種から品種改良された野菜
大麦若葉とは大麦が実をつける前の若い葉
大麦若葉は大麦が穂をつける前の若い葉のことです。大きく成長するためにたくさんの栄養素を葉に蓄えているタイミングで収穫されるため、大麦若葉の栄養価は高くなります。
大麦若葉の味は抹茶に似ていて、苦味や青臭さなどのクセはほとんどありません。大麦若葉には体に必要な栄養素も豊富です。飲みやすさと栄養バランスの良さから、多くの青汁で大麦若葉が使用されています。
ケールとはキャベツと同じ野生種から品種改良された野菜
ケールはアブラナ科の野菜で、和名では「葉キャベツ」とも呼ばれます。ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、「野菜の王様」とも称されるほど栄養価に優れています。
ケールは地中海沿岸が原産で、古代ギリシャ時代から栽培されていた歴史の古い野菜です。日本では戦後から青汁の主要な原料として、ケールが広く利用されるようになりました。
大麦若葉とケールの栄養素の違い

大麦若葉とケールの栄養素の違いを理解することで、健康目的に応じて最適な青汁を選択できるようになります。大麦若葉とケールの栄養素の違いは以下のとおりです。
| 分類 | 大麦若葉 | ケール |
|---|---|---|
| ビタミン類 | ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンB群をバランス良く含む | 特にビタミンA(β-カロテン)とビタミンCが豊富で、緑黄色野菜の中でも含有量が多い |
| ミネラル類 | カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄などをバランス良く含む | カルシウムや鉄などの含有量が比較的多く、ミネラル豊富 |
| 食物繊維 | 水溶性・不溶性の両方を含む | 食物繊維を多く含むが、やや不溶性が多い傾向 |
| 葉緑素(クロロフィル) | 緑が濃く、クロロフィルを豊富に含む | 同様にクロロフィルを多く含む |
大麦若葉とケールの栽培・収穫時期の違い

大麦若葉とケールは栽培や収穫の時期に以下の違いがあります。
- 大麦若葉は春(3~4月ごろ)が収穫期
- ケールは通年栽培が可能で、冬が収穫の最盛期
大麦若葉は春(3~4月ごろ)が収穫期
大麦若葉は栄養が豊富になる春が収穫の時期です。一般的には、秋(10~11月)に大麦若葉の種をまき、冬のあいだに育った若葉を翌春(3~4月)に刈り取る「秋まき栽培」が行われます。
穂が出る前の20~30cmほどに成長した時期が最も栄養価が高く、この時期に大麦若葉は収穫されます。栄養が豊富な時期に収穫された大麦若葉は、おいしくて品質の高い青汁の原料になります。
ただし、栽培地域や気候条件によっては秋から春にかけて複数回大麦若葉を収穫する方法や、冬から春先にかけて収穫する方法もあります。それぞれの地域の気候に合わせた最適な時期に収穫することで、栄養満点の大麦若葉が得られます。
ケールは通年栽培が可能で、冬が収穫の最盛期
ケールは生命力が強く、通年での栽培・収穫が可能な野菜です。ケールの収穫の最盛期は晩秋から冬にかけてで、11月から2月頃が旬とされています。
冬のケールは霜に当たることで甘みが増し、葉が柔らかく栄養も豊富です。ケールは冷涼な気候を好む野菜で、耐寒性が強い一方、耐暑性は低い特徴があります。青汁の原料としても、通年栽培されたケールが使われています。
家庭菜園でもプランターなどで比較的育てやすい点もケールの魅力です。
大麦若葉とケール以外の青汁の原料

青汁の原料には大麦若葉やケール以外に、以下の植物が使われています。
- 明日葉
- 桑の葉
青汁の原料となる植物の特徴を理解することで、より適切な青汁選びが可能になります。
明日葉
明日葉は伊豆諸島などを原産地とする日本生まれのセリ科の植物です。豊富な栄養素をバランス良く含んでいることから、明日葉は青汁の原料として人気があります。明日葉に含まれる栄養素は以下のとおりです。
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
- カルコン
- クマリン
明日葉は栄養バランスが非常に良い点も大きな魅力です。ビタミン・ミネラル・食物繊維を含む上、明日葉特有の成分であるカルコンとクマリンが健康維持に役立つとされています。紫外線や乾燥などの環境ストレスから植物自らを守る防御機能に、カルコンとクマリンが関連していると考えられています。
桑の葉
桑の葉は食事に含まれる糖が気になる方におすすめの青汁原料です。古くから「食後に桑茶を飲む」習慣があるように、桑の葉は生活習慣を意識する人に注目されてきた原料だからです。
カルシウムや鉄分、カリウムなどのミネラルや食物繊維も桑の葉には豊富に含まれています。カフェインが含まれていない点も桑の葉の大きな魅力で、小さなお子さんや寝る前に飲む場合でも安心して選べます。
大麦若葉やケールの青汁をおいしく飲むコツ

大麦若葉やケールの青汁は以下の工夫をすることで飲みやすくなります。
- 牛乳や豆乳で割る
- はちみつなど甘味をプラスする
- フルーツと合わせてスムージーにする
牛乳や豆乳で割る
青汁の味が苦手な方は牛乳や豆乳で割って飲むことがおすすめです。牛乳や豆乳が持つコクが、青汁の風味をまろやかにしてくれるからです。青汁特有の苦味や青臭さが和らぎ抹茶ラテのようなクリーミーな味わいに変わることで、飲みやすくなります。
割り方によって、プラスされる栄養素が違う点も嬉しいポイントです。牛乳で割る場合はカルシウムを一緒に摂れるため、成長期の栄養補給や日々の健康維持を意識したい方にぴったりです。豆乳で割れば女性に嬉しい大豆イソフラボンや、植物性のタンパク質も同時に補給できます。
少し温めてホット青汁ラテにすれば体が温まり、リラックスタイムの飲み物としても楽しめます。
» 青汁と牛乳を組み合わせるメリット・デメリットを徹底解説!
はちみつなど甘味をプラスする

青汁の味が苦手な場合は、はちみつなどの甘みを加えることがおすすめです。甘みを足すと青汁特有の苦味や青臭さがやわらぎ、まろやかな味わいで飲みやすくなります。
気分に合わせて以下の甘味料を青汁に混ぜる方法もおすすめです。
- オリゴ糖
- メープルシロップ
- 黒蜜
オリゴ糖は一般的な砂糖に比べて甘みがやさしく、カロリーがやや低い特徴があります。メープルシロップや黒蜜は独特のコクと風味が加わり、デザート感覚で楽しめます。
ただし、はちみつやオリゴ糖などの甘味料の入れすぎはカロリーが高くなる原因になるので、少量から味をみながら調整しましょう。1歳未満の赤ちゃんには「乳児ボツリヌス症」という病気のリスクがあるため、はちみつを与えないよう特に注意が必要です。
» 厚生労働省「妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に関する情報提供」(外部サイト)
フルーツと合わせてスムージーにする
青汁が苦手な方でも、フルーツと合わせてスムージーにすればおいしく栄養を摂れます。フルーツの自然な甘みや酸味が、青汁独特の苦味や青臭さを隠してくれるからです。ミキサーに青汁の粉末やカットしたフルーツ、水や牛乳などを入れて混ぜるだけでつくれるので、忙しい朝にもぴったりです。
好みに合わせて以下の食材を青汁に加えてみてください。
- バナナ
- りんご
- キウイ
- パイナップル
- 冷凍フルーツ
- ヨーグルト
好きなフルーツと青汁を組み合わせることで、お子さんでもデザート感覚で楽しめる1杯が完成します。
大麦若葉とケールに関するよくある質問

大麦若葉とケールに関するよくある質問に回答します。飲み合わせや頻度など、大麦若葉とケールについての疑問を解消したい方は参考にしてください。
大麦若葉とケールを一緒に摂取してもいい?
大麦若葉とケールは一緒に摂取しても問題ありません。それぞれに含まれる栄養素の種類が異なるため、大麦若葉とケールを一緒に摂ることで、より幅広い栄養をバランス良く摂取できます。たとえばケールに含まれるビタミンCは、大麦若葉に含まれる鉄分が体に吸収されるのを助ける働きがあります。
» 厚生労働省 eJIM「ビタミンC」(外部サイト)
ただし、特定の病気で治療中の方は大麦若葉とケールの同時摂取に注意が必要です。血液をサラサラにするお薬を飲んでいる方や、腎臓の病気などでカリウムの摂取を制限されている方は、大麦若葉とケールの青汁を飲む前に必ずお医者さんに相談してください。
青汁はどのくらいの頻度で飲むべき?

大麦若葉やケールの青汁は毎日続けて飲むことが大切です。毎日青汁の摂取を続けることで不足しがちな栄養を補い、健康習慣の助けになります。
ただし、大麦若葉やケールの青汁には食物繊維が豊富に含まれているため、推奨量を超えて飲むとお腹がゆるくなる可能性があります。まずは青汁のパッケージに書かれている1日1〜2杯を目安に始めてみましょう。
» 青汁は1日何杯が適量?おいしく飲む工夫も解説!
青汁を飲む時間に特別な決まりはありません。以下のタイミングで青汁を飲むと習慣にしやすくなります。
- 朝食時
- おやつ時
- 就寝前
自分に合ったタイミングで推奨量を守り、毎日続けることが青汁を上手に活用するコツです。
青汁以外の摂取方法はある?
青汁として飲む以外にも、大麦若葉やケールを食事に摂り入れる方法はたくさんあります。大麦若葉やケールを青汁以外で摂取する際には、以下の方法がおすすめです。
- スープやカレーに溶かす
- ヨーグルトに振りかける
- お菓子の生地に混ぜ込む
- ハンバーグの種に加える
- サラダやスムージーにする
- ケールチップスにする
- 粒タイプのサプリメントを活用する
粉末タイプや生の葉など形に合わせて調理方法を工夫すると、飽きずに大麦若葉やケールの栄養を摂ることが可能です。いつもの食事に大麦若葉やケールを少し加えるだけで、家族の健康づくりに役立てられます。
原料ごとの違いを理解して自分に合った青汁を選ぼう

青汁を選ぶ際は原料ごとの違いを理解することが重要です。ケールはビタミンやミネラルが豊富で、栄養価を重視する方に適しています。食物繊維なら大麦若葉、ビタミンAやカルシウムならケールというように、補いたい栄養素で選ぶ方法もあります。
大麦若葉やケールの他に、青汁原料の中でも明日葉はバランスの良さと独自成分が魅力の万能型です。ビタミンやミネラルに加えて、明日葉特有のカルコンやクマリンが、若々しさや健康的な体づくりをサポートします。明日葉は「今日摘んでも明日には芽が出る」といわれるほど生命力が強く、豊富な栄養が魅力です。
桑の葉はミネラルや食物繊維も豊富で、毎日の健康維持を意識したい人に摂り入れられています。まずはお試しセットで大麦若葉・ケールに加え、明日葉や桑の葉の味の違いを確かめて、自分の好みに合った青汁を選びましょう。