- 鉄分を手軽に摂取したいけど、どんな飲み物を選べばいいかわからない
- 鉄分が不足しがちなので、飲み物で補いたい
- 鉄分の多い飲み物を知りたい
鉄分は体に必要な栄養素ですが、食事だけで十分に補うのは難しい場合があります。しかし鉄分の多い飲み物を取り入れれば、より手軽に補うことが可能です。
この記事では、鉄分の多い飲み物を10種類紹介します。記事を読めば、鉄分の基礎知識や飲み物を選ぶ際のポイントがわかります。
鉄分の多い飲み物を選ぶ際は鉄分の含有量だけでなく、吸収率や他の栄養素との相性も考慮することが大切です。自分に合った飲み物を見つけて、日々の食生活に上手に取り入れていきましょう。
鉄分とは体内で合成できない重要なミネラル

鉄分は体内で合成できないため、毎日の食事や飲み物からの摂取が必要なミネラルです。鉄分は動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄の2種類に分類されます。ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて体内に摂取されやすい性質があるとされており、食事の中でバランスよく両方を摂取することが推奨されています。
鉄分は日本人女性の多くが推奨量を下回っていると言われており、意識して補う必要がある栄養素です。鉄分はビタミンCと相性が良く、柑橘類や緑黄色野菜などビタミンCを含む食品と合わせて摂ることが推奨されています。一方でコーヒーや紅茶に含まれるタンニンは鉄分と相性が悪いため、鉄分を含む食事の前後に飲む場合は注意が必要です。
毎日の食事の中で鉄分とビタミンCを意識して組み合わせることが、バランスの良い食生活につながります。
» ミネラルは何で摂ればいい?不足しがちな4種類を解説
鉄分の多い飲み物10選

鉄分を多く含む飲み物は日常生活の中で手軽に摂取できる、栄養補給源です。他の栄養素も豊富に含んでいるため、バランスの取れた栄養摂取が可能になります。以下に、鉄分を多く含む飲み物を10種類紹介します。
- ココア
- 豆乳
- 飲むヨーグルト
- 青汁
- ルイボスティー
- 黒豆茶
- アサイージュース
- プルーンジュース
- サジージュース
- 野菜ジュース
ココア
ココアは鉄分を多く含む飲み物の一つです。純ココアの粉末には多くの鉄分が含まれており、1杯分でも栄養を補えます。ココアには鉄分だけでなく、ポリフェノールも豊富に含まれています。
ココアは牛乳や豆乳で割ることで、カルシウムやタンパク質も同時に摂取することが可能です。カルシウムは鉄分の吸収を抑制する場合があるため、鉄分補給を目的にする場合は注意が必要です。
ココアは温かい飲み物としても、冷たい飲み物としても楽しめます。砂糖を加えすぎるとカロリーが高くなるため、控えめにするのがおすすめです。
豆乳

豆乳は大豆からつくられ、手軽に鉄分を補給できる植物性の飲み物です。豆乳には鉄分だけでなく筋肉の材料となるタンパク質や、大豆由来のイソフラボンも豊富に含まれています。
豆乳は牛乳の代替品としても人気があります。乳製品アレルギーの方や、植物性の飲み物を好む方におすすめです。そのまま飲むことはもちろん、スムージーやスープの材料としても活用できます。鉄分を効率良く摂るために、ビタミンCを含む果物や野菜と一緒に摂ると良いでしょう。
飲むヨーグルト
飲むヨーグルトは、乳酸菌の力で毎日の健康維持をサポートしながら栄養を補給できる飲み物です。一般的な製品にもわずかに鉄分は含まれますが、鉄分が強化されたタイプの商品を利用することで、多くの鉄分を摂取できます。飲むヨーグルトには鉄分だけでなく、不足しがちなカルシウムや、三大栄養素であるタンパク質も豊富に含まれています。
飲むヨーグルトは、朝食や間食として手軽に取り入れやすいのがメリットです。プレーンタイプやフルーツ味などさまざまな種類があるので、好みに合わせて選べます。
青汁

青汁は大麦若葉やケール、明日葉などの緑黄色野菜を凝縮した健康飲料で、植物性の鉄分を効率良く摂れる飲み物です。製品によって含有量は異なりますが、多いものでは100ml当たり約2.9mgの鉄分を含んでいます。
青汁には鉄分だけでなく、日々のコンディションを支えるビタミンやミネラルも豊富に含まれています。日々の野菜不足と鉄分不足が気になる方におすすめです。豊富な栄養素を含む明日葉を主原料としたものは、鉄分と相性が良い栄養素も同時に補えます。
青汁の独特の風味が苦手な方は、りんごやオレンジなどのフルーツジュースで割ると飲みやすくなります。青汁には粉末タイプや液体タイプがあり、水や牛乳で割ることが一般的です。最近の粉末タイプは溶けやすく改良されているため、忙しい朝にも手軽に取り入れることができます。
» 文部科学省「食品成分データベース」(外部サイト)
» 青汁の原料は4種類!各素材の栄養効果と飲む際の注意点を解説!
ルイボスティー
ルイボスティーは南アフリカ原産のハーブティーで、日常の水分補給をしながら鉄分も摂取できる飲み物です。ルイボスティーはポリフェノールやミネラルが豊富で、日々の健康維持をサポートしてくれます。
ルイボスティーの最大のメリットはお茶類でありながらタンニンが少なく、ノンカフェインである点です。一般的なお茶に含まれるタンニンは鉄分との相性が良くないとされていますが、ルイボスティーならその心配がほとんどありません。食事中や就寝前でも安心して楽しむことができます。
温かくしても冷たくしても美味しく、飽きのこない味わいが魅力です。鉄分をしっかり補いたいなら食事と一緒に飲んだり、ビタミンCの多いフルーツを添えることもおすすめです。独特の風味が気になる方はミルクを加えたり、フルーツフレーバーのものを選んだりする選択肢もあります。
黒豆茶

黒豆茶は焙煎した黒豆の香ばしい風味を楽しめる健康茶です。日々の水分補給を通じて手軽に鉄分を補えます。黒豆茶にはアントシアニンやイソフラボンも豊富に含まれています。
黒豆茶はルイボスティーと同様にノンカフェインで、鉄分と相性が良くないタンニンもほとんど含まれていません。食事中はもちろん、就寝前でも安心して飲めます。黒豆茶は温かい飲み物としても冷たい飲み物としても楽しめます。
アサイージュース
アサイージュースは、アマゾン原産の果実アサイーを原料とした飲み物です。アサイーは高い栄養価からスーパーフードとして知られています。アサイージュースには鉄分に加えてポリフェノールも豊富に含まれています。
アサイージュースは、濃厚な味わいが特徴で、スムージーの材料としても人気です。アサイー自体にはビタミンCが少ないため、イチゴやキウイなどのフルーツと一緒に摂ることで鉄分を効率よく補えます。市販のアサイージュースを選ぶ際は砂糖や甘味料が控えめのものを選ぶと、より健康的に栄養を摂取できます。
プルーンジュース

プルーンジュースは乾燥プルーンを原料とした飲み物で、鉄分を多く含んでいます。プルーンジュースには体の機能を維持するビタミンも豊富に含まれています。
プルーンジュースは濃厚な甘みと適度な酸味があり、飲みやすいことが特徴です。鉄分のパワーを最大限に引き出すなら、ビタミンCが豊富なレモンを数滴垂らしたり、オレンジジュースと混ぜたりすることもおすすめです。
サジージュース
サジージュースはユーラシア原産の果実サジーをまるごと絞った飲み物です。鉄分量が多く、少量でも効率良く栄養を補えることが特徴です。サジージュースにはポリフェノールや鉄分との相性が良いビタミンCも豊富に含まれています。
サジージュースは栄養が凝縮されているため、酸味が強く独特の風味が特徴です。酸味が気になる方はオレンジジュースやりんごジュースで割ったり、豆乳やはちみつを加えたりすると飲みやすくなります。
野菜ジュース

野菜ジュースは複数の野菜の栄養を一度に摂取できる飲み物です。体の機能を維持するビタミンやミネラルも豊富に含まれています。
ほうれん草や小松菜といった鉄分の多い野菜を主原料にしたものや、鉄分が強化されたタイプを選べば、より効率良く鉄分を摂取できます。トマトのリコピンやにんじんのβ-カロテンなどを同時に摂り入れられる点も魅力です。
野菜ジュースをスープに活用する方法もあります。製品によっては塩分や糖分が多く含まれているものもあるため、選ぶ際には成分表示をチェックすることをおすすめします。
押さえておきたい鉄分の基礎知識

鉄分を含む飲み物を選ぶ際の参考として、鉄分について正しい知識を持つことが大切です。鉄分は健康維持に必要なミネラルの一つです。以下の項目ごとに鉄分の基礎知識について解説します。
- 1日当たりの鉄分の摂取量目安
- 鉄分の摂取を意識したい方の特徴
- 鉄分の過剰摂取のリスク
1日当たりの鉄分の摂取量目安
鉄分の1日当たりの摂取量目安は、厚生労働省が公表する資料で年齢や性別ごとに示されています。成人男性は7.5mg程度、成人女性は11mg程度です。これは健康維持を目的とした一般的な基準であり、日常の食生活を整える際の参考になります。鉄分を含む飲み物を取り入れる際は、食事からの摂取量も合わせて考えることが大切です。
鉄分を含む飲み物は種類が多く、目的や飲みやすさに応じて選択肢が豊富です。鉄分を意識した食生活を心がけるために、無理のない範囲で日常に取り入れてみましょう。
鉄分の摂取を意識したい方の特徴

鉄分の摂取を意識したい方には、以下のような特徴があります。
- 月経のある方
- 妊娠中や授乳中の方
- 成長期の子ども
- 激しい運動をする方
- ダイエット中の方
- ベジタリアンやヴィーガンの方
- 高齢の方
鉄分の摂取を意識したい方の特徴に当てはまる場合、食品や飲み物で鉄分を意識的に摂取することをおすすめします。飲み物は調理を必要としないため、日常に取り入れやすいです。
鉄分の過剰摂取のリスク
鉄分は体に必要な栄養素ですが、サプリメントなどで鉄分を過剰に摂取すると、以下のような症状が現れることがあります。
- お腹の調子が乱れやすくなる
- 体内のミネラルバランスが崩れやすくなる
- 内臓に負担がかかる
- 体調を崩しやすくなる
鉄分の過剰摂取はサプリメントや鉄分強化食品が主な原因です。通常の食事から鉄分を摂取している場合、過剰摂取になる心配はほとんどありません。飲み物から鉄分を摂り入れる場合も、食品表示に記載される鉄分量を確認し、日常の食事と合わせて適量を意識することをおすすめします。
鉄分の多い飲み物を飲むときのポイント

鉄分の多い飲み物を飲む際は、他の成分との組み合わせに注意が必要です。飲むときのポイントは、以下のとおりです。
- 鉄分と相性が良いとされる成分と一緒に摂る
- 鉄分の吸収に影響を与えるとされる成分に注意する
鉄分と相性が良いとされる成分と一緒に摂る
鉄分をしっかり補うには、以下のような成分と一緒に摂るのがおすすめです。
- ビタミンC
- タンパク質
- クエン酸
ビタミンCは食品に含まれる鉄分と相性が良い成分です。ビタミンCが多く含まれる食べ物にはレモンやキウイ、ブロッコリー、ピーマン、いちごなどがあります。
タンパク質も食品に含まれる鉄分と相性が良いとされています。赤身の肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質は食事から摂取しやすいです。
レモンやライム、梅干しなどに含まれるクエン酸には、ミネラルを溶けやすくする「キレート作用」があります。
鉄分と相性が悪いとされる成分に注意する
鉄分と相性が悪いとされる成分には、以下のようなものがあります。
- タンニン
- カルシウム
- 食物繊維
タンニンは柿やバナナなどの果物やナッツ類、コーヒー、緑茶などに含まれる成分です。カルシウムを含む代表的な食べ物には乳製品や小魚、大豆製品、海藻類などがあります。食物繊維は海藻類やきのこ類に多く含まれています。
鉄分との相性が悪いとされる成分を摂取する場合は、時間をずらすと良いでしょう。カルシウムは鉄分との相性に注意が必要な栄養素ですが、鉄分強化飲料などは成分のバランスを考慮して配合されているものも多いです。
鉄分を含む飲み物を手軽に取り入れてみよう

鉄分を多く含む飲み物は、日常生活の中で手軽に摂取できる栄養補給源です。ココアや豆乳、飲むヨーグルトなど、さまざまな種類の飲み物があります。
鉄分をしっかり摂るためにはビタミンCや動物性タンパク質、クエン酸を含む食品と一緒に摂取するのがおすすめです。鉄分の摂取量や健康状態について不安がある場合は、専門家である医師や栄養士に相談しましょう。
鉄分を含む飲み物は種類が多く、目的や飲みやすさ、好みに合わせて多様な選択肢があります。無理のない範囲で日常に取り入れてみてください。