- 普段あまり野菜を食べないので健康面が不安になる
- 野菜嫌いな子どもが心配
- 野菜を食べないとどうなるか知りたい
野菜を摂る習慣があまりなく、野菜不足になっていないか不安に感じる方は多くいます。健やかな毎日を維持するためには、必要な栄養をバランス良く摂ることが大切です。
この記事では、野菜を食べないとどうなるかや不足しがちな栄養素と役割、子どもが野菜を食べない場合の対処法などを解説します。記事を読めば、野菜を食べないことの影響を理解し、必要な栄養素を摂取する代替案がわかります。
将来の健康づくりのためにも、日々の栄養不足には気をつけましょう。野菜を食べないと健康的な生活に影響する可能性があります。野菜を食べないことで不足しがちな栄養素と役割を理解しましょう。野菜を食べなければとプレッシャーを感じるのではなく、無理なくできることから少しずつ試していくことが大切です。
野菜を食べないとどうなる?|健康的な生活に影響する可能性がある

野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維など、体調管理に欠かせない成分が多く含まれています。野菜を食べない生活が続くと体に必要な栄養素が不足し、健康的な生活に影響する可能性があります。野菜を食べないことで起こる可能性のある影響は、以下のとおりです。
- 食生活のバランスが崩れやすくなる
- 若々しさが保ちにくい
- カロリーは足りているのに必要な栄養が不足する
- 疲れやだるさを感じやすくなる
食生活のバランスが崩れやすくなる
野菜を食べないと、食事の種類や内容が偏りやすくなります。野菜には多様な栄養素が含まれており、肉類や炭水化物だけでは補えない成分が豊富です。野菜を摂り入れることで、食事全体に彩りや多様性が生まれ、さまざまな栄養素を自然と摂取できるようになります。
野菜が不足すると、特定の食品に偏った食生活になりがちです。食事のバリエーションが少ないと、知らず知らずのうちに同じような栄養素ばかりを摂る習慣になってしまいます。バランスの取れた食事とは、主食・主菜・副菜がそろった状態を指し、野菜は副菜として重要な役割を果たします。多様な食品を組み合わせた食生活を心がけることは、日々の健康維持に欠かせない要素です。
若々しさが保ちにくい

野菜を食べないと、若々しい印象を保ちにくくなります。野菜にはビタミンやミネラルなど、若々しさを支える栄養素が豊富に含まれているためです。野菜に含まれる栄養素には、健やかさを支える成分があり、不足するとハツラツとした印象が失われやすくなります。
緑黄色野菜と淡色野菜には、それぞれ異なる栄養素が含まれているため、バランス良く摂る必要があります。野菜不足が続くと、若々しい印象が保ちにくくなるため、日々の食事で野菜をしっかりと摂ることが大切です。
カロリーは足りているのに必要な栄養が不足する

野菜を食べないことでカロリーは十分摂取できているのに、体に必要な栄養素が不足している「隠れ栄養失調」と呼ばれる問題が起きています。カロリーと栄養は別物です。
野菜を食べない食生活は、糖質や脂質、塩分に偏った食事になりやすい傾向があります。コンビニ弁当やファストフード、菓子パンなどでお腹は満たされても、体に欠かせない栄養素は不足しがちです。満腹感があっても、体に必要な栄養を摂取できているとは限りません。
一度偏った食習慣が身につくと、味の好みも変わり、改善が難しくなります。食習慣を整える上で大切なのは、カロリーだけでなく栄養の質を意識することです。体に必要な栄養素を理解し、野菜を無理なく摂り入れる習慣を身につけましょう。
元気が出にくくなる
野菜には日々のパフォーマンスを支える栄養素が豊富に含まれているため、不足すると元気が出にくくなります。
野菜には食べたものをエネルギーに変える働きを助ける栄養素が豊富です。野菜の栄養素が不足すると、食事を摂っても十分に力が湧かず、やる気が出なかったり、気力が湧きにくくなったりします。
野菜不足が続くと「朝からスッキリしない」「やる気が起きない」「気が重い」といった状態が現れることがあります。元気な毎日を送るためにも、野菜を意識的に摂ることを心がけましょう。野菜を摂ることで体内の栄養バランスが整い、イキイキとした毎日につながります。
野菜の摂取量は1日当たり100g近く足りていない

多くの人は1日に必要とされる野菜の量を十分に摂取できていません。令和5年の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の1日当たりの野菜摂取量の平均は256gでした。厚生労働省が推進する「健康日本21」では、1日当たりの野菜摂取の目標を350gとしているため、1日当たり100g近くの野菜が足りていない状況です。
100gの野菜はおおよそ小鉢1皿分の量です。1日の中で副菜を1品、今よりも多く摂ることを心がけてみましょう。食事の中心が主食や主菜に偏ると、意識的に摂り入れなければ、野菜の摂取量は少なくなりがちです。
調理の手間や野菜の価格高騰が野菜不足の原因である場合、カット野菜や冷凍野菜を活用することで原因を取り除くことができます。お惣菜や野菜ジュース、青汁を活用する選択肢もあります。野菜の摂取方法にこだわりすぎず、日常生活に取り入れやすい方法から実践してみることがおすすめです。
» 野菜不足が身体に及ぼす影響とは?原因とおすすめの対処法
» 厚生労働省「健康日本21アクション支援システム」(外部サイト)
» 厚生労働省「令和5年「国民健康・栄養調査」の結果」(外部サイト)
子どもが野菜を食べないときの対処法
子どもが野菜を食べない状態が続くと、健康面が心配になるかもしれません。ただ重要なのは野菜を食べるかどうかではなく、必要な栄養素を食事全体で摂れているかを確認することです。子どもが野菜を食べないときの対処法は、以下のとおりです。
- 必要な栄養素を摂取できるように工夫をする
- 一緒に野菜を育ててみる
- 一緒に調理してみる
必要な栄養素を摂取できるように工夫をする
子どもが野菜を食べない場合でも、すぐに体に悪い影響が出るとは限りません。大切なのは食事全体で栄養バランスが整っていることです。野菜以外の食品から必要な栄養を補えていれば、無理に野菜を食べさせる必要はありません。
子どもの食事は長期的な視点で考えることが大切です。1日の食事だけでなく、1週間単位で栄養バランスを考えましょう。おやつやデザートにバナナやキウイを食べれば、ビタミンと食物繊維を補うことができます。野菜を単品で出さず、炊き込みご飯やお好み焼きの具材にすれば子どもが抵抗なく食べられる場合もあります。
食事全体のバランスを確認し、無理なく必要な栄養素を摂取できるように工夫しましょう。
一緒に野菜を育ててみる

野菜を食べない子どもには、自分で育てる体験を取り入れるのがおすすめです。トマトやニラなど、育てやすい野菜を選んで一緒にプランター栽培を始めることで、野菜への関心が自然と高まります。
水やりやお世話を通じて責任感が育まれるほか、成長過程を観察することで好奇心も刺激されます。さらに、収穫した野菜を使って一緒に料理をすれば、食への興味や理解も深まるでしょう。
野菜を育てる経験は、子どもにとって食べるきっかけをつくる貴重なステップになります。
一緒に調理してみる
子どもと一緒に調理をすることは、野菜への興味を高める効果的な方法の一つです。簡単な作業から始めることで、子どもの自信を育てられます。子どもと一緒に調理する際のポイントは、以下のとおりです。
- 子どもの年齢に合わせた作業を選ぶ
- 野菜の形や色、香りを楽しむ
- 野菜の栄養や特徴を説明する
- 旬の野菜を選ぶ
- 子どもの好みに合わせた味付けをする
子どもと一緒に調理することで、親子の時間を楽しむこともできます。楽しい経験を通して、野菜を食べるきっかけを作りましょう。野菜を食べさせることを目的にするのではなく、食事を共有する時間として取り組むことが大切です。
野菜を食べない方におすすめの代替食材

野菜を食べない場合でも、工夫次第で必要な栄養素を食事から補えます。重要なのは野菜の代わりに栄養を補える食材を理解し、食事全体を整えることです。野菜を食べない場合に活用したい食材は、以下のとおりです。
- ビタミン|果物、卵、ナッツ類
- ミネラル|海藻類、魚介類、乳製品
- 食物繊維|きのこ類、豆類
ビタミン|果物、卵、ナッツ類
ビタミンを補うためには、果物や卵、ナッツ類を摂取しましょう。それぞれ含まれるビタミンの種類が異なるため、単品ではなく複数を組み合わせることが必要です。主に含まれるビタミンは、以下のとおりです。
- 果物:ビタミンC、ビタミンA
- 卵:ビタミンA、ビタミンB群
- ナッツ類:ビタミンE
果物はそのまま食べやすく、スムージーなどに加工して摂り入れることもできます。卵は栄養価が高く調理方法が多いため、主菜にも副菜にも使いやすい食材です。ナッツ類は少量でも取り入れやすく保存性が高いため、常備しておくことをおすすめします。
ミネラル|海藻類、魚介類、乳製品

海藻類や魚介類、乳製品は多くのミネラルを含んでいます。主に含まれるミネラルは、以下のとおりです。
- 海藻類:カルシウム、マグネシウム
- 魚介類:鉄、亜鉛
- 乳製品:カルシウム
海藻類は少量から活用でき、汁物や副菜にも加えやすいため、食事全体の調整に向いています。魚介類は主菜として満足感を得やすいので、肉類と入れ替えて使うことで食材の幅を広げやすくなります。乳製品は朝食や間食に使いやすい食材ですが、種類が偏らないように注意しましょう。
食物繊維|きのこ類、豆類
食物繊維はきのこ類や豆類にも豊富に含まれています。特にきのこ類には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれており、腸内環境を整えるのに役立ちます。
きのこ類は味の主張が強くないため、さまざまな料理に合わせやすいのも魅力です。主食や主菜に加えて量を調整しやすいため、日々の食事に取り入れやすいでしょう。
豆類は食べ応えがあるため、満足感を得やすくなります。食物繊維も豊富で、豆腐は野菜と混ぜてハンバーグやつみれにすれば野菜が苦手な子でも食べやすくなります。
必要な栄養素を摂取できる食事を意識しよう

野菜を食べない生活が続くと、体に必要な栄養が慢性的に不足してしまう可能性があります。大切なのは不足している栄養素を理解し、毎日の食事に少しずつ取り入れていくことです。
20歳以上の方は平均で1日当たり100g近くの野菜が不足しているデータが出ています。毎日今よりも小鉢1皿分の野菜を多く摂ることを心がけてみましょう。子どもが野菜を食べない場合は過度に心配しすぎず、必要な栄養を他の食材で補いながら食事を楽しむ工夫をすることがおすすめです。
野菜の摂取量を増やそうと気負いすぎず、無理なく取り入れられる方法で栄養バランスを整えることを意識してみてください。