interview
飲む人にも、環境にもやさしい青汁を目指してたどり着いた正直な青汁『ボコとデコ』
「栄養バランスのこと、考えるのもうつかれた」——自分の悩みはきっと、みんなの悩み

「今日もちゃんとできなかった…」
仕事、家事、育児や介護。めまぐるしい毎日の中で、自分や家族の食事にまで完璧を求めるのは、本当に大変なことです。
「もっと栄養バランスを考えたい」 「時間も手間もこれ以上かけられない…」
そんな理想と現実の板挟みで、食卓を前に、ふと罪悪感を覚えてしまう。
『ボコとデコ』という青汁は、開発者である私自身が、よくある話と呼ばれて終わりがちな食生活の悩みにとことん向き合う中で生まれました。
「やさいって、うれしい」——原体験から生まれた青汁

今から5年前、『ボコとデコ』が生まれる2年ほど前のこと。 社会人になって忙しさが当たり前で、それが心地良さにも感じていたものの、自身の体のことを後回しにしている罪悪感のような感覚がありました。
特に食生活が乱れていくことに、どこかモヤモヤしていたのです。 そんな私を見かねて「たまには体に良いものを食べろよ」と弊社代表の古賀がご飯に連れて行ってくれました。そこで出された色とりどりのサラダを食べた時に「体に良いことしているなぁ♪」という満足度が高く、「野菜っておいしいってより、うれしいんだ」という感覚が芽生えました。
そこから「野菜をもっと摂りたい」「野菜がある生活をしたい」と思うようになりました。 ただ、いざ始めてみると・・・野菜がある生活ってものすごく大変なことに気が付きます。
“簡単レシピ”ですら私にとっては簡単じゃなかったですし、意気込んで買った野菜たちが冷蔵庫で腐っている姿をみて、落ち込むこともありました。 結局、野菜がある生活とは程遠い、コンビニ飯やジャンクフード生活に戻っていくのですが、あるきっかけで意識が変わります。

そのきっかけが、家族を持つことでした。自分だけなら好きなものを食べればいい。でも、家族の健康を考えると“栄養バランスを考えた食事”を目指したいと思うようになりました。 ただ普段の食事だけで幅広い栄養素を摂ることは難しく、さらに糖分や脂質など摂り過ぎてはいけないものまで考え始めると難易度はさらに上がります。
「健康的な食事ってもはやストレスなんじゃ…」と感じ始めた時に、私が助けられたのがまた「野菜」でした。ビタミン・ミネラル・食物繊維など、栄養バランスのことを考えて辿り着くのが、結局「野菜を摂ること」だったからです。 そりゃ子どもの頃から「野菜を食べなさい」っていわれるわけです。(いつのまにか僕も息子に言っていました笑)
けれど、やっぱり毎日ちゃんと野菜を摂るのは難しい。忙しい朝、疲れ切った夜、妻や息子の食べている姿を見ながら、もう一品作れたらバランスが良いのになぁと自身が作る献立に納得いかないことも多かったです。 そもそも仕事や家事に追われる日々の中で、料理の手間や野菜の準備はすごく負担でした。
栄養バランスのよい食事を作ることが社会規範のように感じる中で「めんどくさい」や「ストレスだ」と口に出すことは当時の僕にとってハードルが高いものだったのですが、それが自分だけの悩みじゃないことを、社内スタッフやお客様の声から感じ始めた時に、「もっと手軽に、安心してみんなが野菜の栄養を摂れるようになればいいのに」という思いが強まり、それが『ボコとデコ』の開発のスタートに繋がりました。
「すごい野菜、その名も“明日葉(あしたば)”」——野菜博士が見つけたスーパーフード

実は、私は商品開発に携わるのが初めてだったのですが、今の自分にできることを考えた時に、まっさきにやると決めたのが勉強でした。本や論文を通して、野菜について徹底的に調べました。その結果、野菜について詳しくなりすぎて、同僚や友人から野菜博士とイジられるほどです(笑)
調べ続ける中で、とんでもない野菜の存在を知りました。 それが日本発のスーパーフードとも呼ばれる「明日葉(あしたば)」という『ボコとデコ』の原材料である野菜です。
そんなすごい野菜がなぜ市場に出回っていないのか? ふと疑問に思ったのですが、それこそが栄養満点の理由でした。
その理由は、とてもシンプルです。生産の手間が掛かるからです。
一般的な野菜の生育期間は、2~4ヶ月程度で、長くても1年弱です。
そんな中、明日葉は生育に2年半も掛かるのです。 だからこそ、その長い月日をかけて栄養を蓄えることで、栄養の総合力が高いという特徴を持つわけです。さらには、明日葉特有の黄金のポリフェノール「カルコン」という栄養成分まで持ち合わせています。まさにスーパーフードです。

この明日葉を食卓に並べることができれば「もっと手軽に、安心してみんなが野菜の栄養を摂れる食卓」が実現できると確信しました。
『これは、木だ』——すごい明日葉は、素敵な人たちによって作られていた
この目で確かめたい。明日葉という答えに辿り着いてから、私はすぐに畑へと足を運びました。出迎えてくださった農家さんが指さす明日葉を一目見て、衝撃が走ります。それは写真でも到底伝わらない、明日葉のたくましさでした。

私の背丈を優に超える2メートル近い大きさは、もはや知っている「野菜」の概念を超えていて、むしろ「木」でした。このたくましさこそが、栄養の証であり、飲む人の健康を支えてくれるに違いないと思えたのです。
そして、この明日葉の大きさは当たり前ではないことだと、後から知ることになります。私が訪れた滋賀の「永源寺マルベリー」さんが、日本で唯一(当時2022年6月時点)の有機栽培で明日葉を育てる農家さんだったからです。
農薬に頼らず、人の手で丁寧に育てる有機栽培。それは、ただ体にやさしいだけでなく、高齢者の方や障がいの有無も関係なく人の活躍の場になったり、地球や環境を豊かにすることにもつながる農法でした。「この人たちが育てた明日葉で作りたい」。私の決意は、固まっていきます。
「捨てないで、全部使ってほしい」——農家さんの想いと重なる私たちの使命

すでに飲んでくださっている方はお気づきかと思うのですが、ボコとデコは一般的な青汁のように濃い緑色をしていません。その理由は、明日葉の葉っぱだけではなく、茎も根も丸ごと使っているからです。
農家さんいわく、青汁は緑が濃い方が栄養豊富と思う消費者が多いという理由で、葉っぱだけが使われているとのこと。茎と根っこにも栄養は豊富で、明日葉特有の成分であるカルコンに至っては茎と根の方がたくさん含まれていると研究でわかっているにも関わらず、捨てられてしまっていました。

「大切に育ててきた明日葉を捨ててしまうのはどうしても忍びない。だから、丸ごと使っていただけないか?」と農家さんから申し出がありました。
私たちの答えは「もちろん!」でした。大切に育てられた命を、余すところなくいただく。それこそが、私たちが届けたい価値そのものだったからです。しっかりと説明すれば、飲む人にとっても、作る人にとっても、嬉しい青汁になるはずです。
余談ですが、『ボコとデコ』という名前は、形の違う二つが補い合って完成する凸凹(でこぼこ)に由来します。捨てられてしまうものに、誰かを支える力がある。農家さんとの約束は、まさにその理念を体現するものでした。
「たった二つの原材料」——大切な人と飲むからこそのこだわり

明日葉が総合力に長けた野菜だからこそ、いろんな野菜を混ぜて作るのではなく、できるだけ明日葉を多くいれるために、明日葉以外は飲みやすさのサポートのために「さつまいもでんぷん」のみを選びました。原材料のシンプルさは、明日葉のおかげで実現することができたのですが、シンプルにどうしてもしたかった理由は他にもありました。
お客様の声を聞く中で、自身や家族の健康のために口にするものだからこそ「何が入っているか」以上に「何が入っていないか」を気にする方が増えている実感があったからです。アレルギーで悩む人が増えたり、見慣れないカタカナ成分を不安に感じたり…特に、家族や大切な人の健康を思って取り入れるものなら、その心配はなおさらです。

本来、青汁を作るとなるとどうしても栄養バランスのことだけじゃなく、飲みやすさのために原材料を加えざるを得ないのですが、明日葉がお茶としても流通している野菜だったからこそ、緑茶のような味わいが実現できました。もちろん甘くはないので、苦味が苦手な方には飲みにくいかもしれません。

けれど、野菜のふりかけのように、料理や飲み物にさっと混ぜられる手軽さがあります。野菜が苦手なお子さんでも、牛乳やヨーグルトに混ぜて飲んだり、カレーやみそ汁などに混ぜて食べていただけています。もちろん大人にとっても、自分にあった飲み方を選べたり、飽きない使い方ができると喜んでいただいています。
お客様からのお声として偏食のお子さんに野菜の栄養を摂ってもらえて、心が休まったという声もいただくので、開発者として本当に嬉しい限りです。
選択肢が増えますように——心からオススメできる青汁を目指して

ここまでボコとデコの話をさせていただきましたが、ボコとデコが青汁の中や健康食品の中で一番優れた商品であると言いたいわけではありません。お悩みやライフスタイルによっては、違う選択肢もあると思っています。
ただ、ボコとデコは、家族と一緒に飲みたいなとか、どれが自分にとって良いのかわからないと思った方にとっての選択肢として、心からオススメできるものです。
だからこそ、試したいなと思っている方や飲み続けたいと思ってくださっている方々にとって少しでも安心できるよう真摯に青汁作りに取り組んでいければと思っていますし、出来る限りみなさんに情報をお届けできればと思います。
このような場でお話をするのもすべては、安心をしていただくため、少し欲を言うならボコとデコを好きになってもらいたいという思いです。
「こんなことも知りたい!」「あれも気になる!」という方は遠慮なくご質問いただければと思います。
それでは、ありがとうございました。
追記
発売から3年が経過した2025年5月から、『ボコとデコ』の原材料である明日葉は、永源寺マルベリーさん以外の農家さんともご一緒することになりました。 背景としては、酷暑の影響で安定した生産量が保てなくなったことにあります。 ただ、新たな農家さんたちも自分たちで現地に足を運び、自分たちの目で確かめ、生産者さんと思いを共有し合ってご一緒しております。 安心・安全、そして体にも環境にも優しい明日葉作りという私たちの約束は、これからも変わりませんので、ご安心いただければと思います。
ご一緒している明日葉農家さんたち
- 永源寺マルベリーさん(滋賀県東近江市)
- センリファームさん(鹿児島県曽於市)
- 西野農園さん(東京都三宅島三宅村)
- あしたば発祥園さん(東京都八丈島八丈町)

戸田良輝
ていねい通販(株式会社 生活総合サービス)
ブランドマネージャー
- 2010年、新卒2期生として、ていねい通販に入社。
- 2013年より経営幹部として、採用責任者やコールセンター長を担当後、現職に就任。
- 2022年、自身で企画立案した青汁「ボコとデコ」が発売開始。