- トマトジュースが大好きだけど毎日飲んでも大丈夫?
- トマトジュースを飲むデメリットを知りたい
- トマトジュースを飲みすぎるとどうなる?
トマトジュースは、飲みやすさや手軽さから人気の高い飲み物です。野菜不足を補う目的で毎日飲んでいる人も多くいます。意識してトマトジュースを飲んでいても、適量を超えると飲み過ぎにつながるため注意が必要です。
この記事では、トマトジュースの適量や毎日飲むデメリット、安心して飲み続けるためのポイントを解説します。記事を読めばトマトジュースを日々の食習慣として取り入れる際のポイントがわかります。
トマトジュースは1日200ml程度を目安にすれば、毎日飲んでも問題ありません。トマトは生で食べるよりもジュースに加工される方が、トマトに含まれるリコピンが摂り入れやすくなります。トマトジュースは飲みすぎると塩分やカリウム、カロリーの摂りすぎにつながるため、適量を守ることが大切です。
適量のトマトジュースは毎日飲んでも問題ない

トマトジュースは適量であれば毎日飲んでも問題ありません。トマトジュースの適量は1日200ml程度です。
トマトジュースにはリコピンをはじめ、ビタミンやミネラルなどのさまざまな栄養素が含まれています。トマトに含まれる栄養素を日常的に摂取することは、健康的な食生活のサポートにつながります。
ただし、トマトジュースも摂り過ぎには注意が必要です。1日コップ1杯程度を目安に、適量を守って飲むことが大切です。
トマトジュースを毎日飲むデメリット3選

トマトジュースは手軽に野菜の栄養を摂取できる便利な飲み物です。しかし、トマトジュースを毎日飲み続ける場合は注意したいデメリットもあります。トマトジュースを毎日飲む3つのデメリットを解説します。
- 塩分を摂り過ぎる恐れがある
- カリウムを摂り過ぎる恐れがある
- たくさん飲むとカロリーオーバーにつながる
塩分を摂り過ぎる恐れがある
トマトジュースを毎日飲み続けると、塩分を摂りすぎる可能性があります。食塩入りトマトジュースには、コップ1杯(200ml)あたり約0.6gの食塩が含まれています。
厚生労働省が示す1日の塩分摂取量は、成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5g未満です。食事からの塩分摂取も考えると、トマトジュースを毎日飲むことで1日の適正な塩分量を超える場合があります。健康目的でトマトジュースを取り入れると塩分を見落としやすく、気づかないうちに摂取量が増える場合があるため注意が必要です。
» 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(外部サイト)
» 厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査結果の概要」(外部サイト)
カリウムを摂り過ぎる恐れがある

トマトジュースを毎日飲み続けるとカリウムを摂りすぎる可能性があります。厚生労働省が示す1日のカリウム摂取量は、成人男性で3,000mg以上、成人女性で2,600mg以上です。トマトジュース1本(200g)には約520mgのカリウムが含まれます。そのためトマトジュースを1本飲むだけで、1日に必要なカリウム量のおよそ5分の1に達します。
健康な成人であれば、通常の食事によるカリウム過剰摂取のリスクは低いとされています。ただしサプリメントの利用や、主治医からカリウム摂取に関する指示を受けている場合は摂取量の確認が必要です。トマトジュースを毎日飲む前に、医師や管理栄養士に相談してください。
» 厚生労働省「(1-7ミネラル)」(外部サイト)
» 文部科学省「食品成分データベース」(外部サイト)
たくさん飲むとカロリーオーバーにつながる
トマトジュースは飲み過ぎると、カロリーオーバーにつながる可能性があります。
トマトジュースのカロリーは、200mlあたり約30〜40kcalです。1杯であればトマトジュースのカロリーは大きな問題にはなりません。しかし市販品のトマトジュースの中には、飲みやすさを重視して砂糖や果糖が加えられているものもあります。何杯も飲む習慣がつくと、知らないうちにカロリーの摂り過ぎにつながる場合があります。
トマトジュースのパッケージに記載されている栄養成分表示を確認し、1日コップ1杯程度を目安にしましょう。
トマトジュースを飲むメリット3選

トマトジュースには健康維持に必要な栄養成分が含まれています。トマトは生のまま食べるよりも、ジュースとして飲む方が栄養素が摂り入れやすくなります。トマトジュースを飲む3つのメリットは以下のとおりです。
- トマトに含まれるリコピンを摂取できる
- 一年を通して手軽にトマトの栄養を摂り入れられる
- 価格が安く続けやすい
トマトに含まれるリコピンを摂取できる
トマトジュースを飲む最大のメリットは、リコピンを摂取できることです。リコピンはトマトの赤い色素成分で、カロテノイドの一種です。トマトは、リコピンやビタミンなど健やかな毎日を支える、栄養価の高い野菜として知られています。
リコピンは熱に強い特徴があるため、トマトジュースに加工されても損なわれにくい栄養素です。加工により加熱され濃縮されたトマトジュースは、生のトマトよりもリコピンが摂り入れやすくなると言われています。トマトジュースは日常のなかで無理なくリコピンを摂取できる飲み物です。
» 農林水産省「17年8月号文字情報」(外部サイト)
一年を通じて手軽にトマトの栄養を摂り入れられる

トマトジュースは季節や天候に左右されず、一年を通して手軽にトマトの栄養を摂り入れることができます。
生のトマトは旬の時期とそうでない時期で、味や栄養価に差が出ることがあります。一方トマトジュースは一定の品質管理のもと製造されているため、一年を通じて安定した栄養を摂取できる点が特徴です。
トマトジュースは調理の手間がかからない点も大きな魅力です。生のトマトは洗ったり切ったりする必要がありますが、トマトジュースならコップに注ぐだけですぐに飲めます。忙しい朝や、料理をする時間がないときでも、手軽にトマトの栄養が摂り入れられます。
価格が安く続けやすい
トマトジュースは、コストパフォーマンスに優れた飲み物です。
スーパーやドラッグストアで販売されているトマトジュースは、紙パック1本あたり100〜200円程度で購入できます。生のトマトを毎日購入するよりも経済的で、長期間続けやすい魅力があります。
トマトジュースは長期保存が可能なため、まとめ買いも可能です。濃縮還元のトマトジュースでは加工することにより安定して保存できます。賞味期限も長いので、ストックしておいても無駄になりにくい点もメリットです。
安心して毎日飲むためのトマトジュースの選び方

トマトジュースを安心して毎日の習慣にする場合、自分に合った商品選びが大切です。目的別にトマトジュースの選び方を紹介します。
塩分が気になる場合は食塩無添加タイプを選ぶ
塩分を控えたい場合は、食塩無添加タイプのトマトジュースを選びましょう。
市販のトマトジュースには、食塩入りと食塩無添加の2種類があります。パッケージに「食塩無添加」や「無塩」と記載されているものを選べば、塩分の過剰摂取の心配が少なくなります。
食塩無添加タイプは、トマト本来の味を感じられる点も特徴です。最初は飲みにくさを感じる場合もありますが、飲み続けるうちにトマトの自然な甘みや旨みを楽しめるでしょう。味に慣れない場合は、レモン汁を数滴加えたり、黒こしょうを振ったりするとアクセントになります。
糖分が気になる場合は品名が「トマトジュース」のものを選ぶ

糖分の摂取量が気になる場合は、商品パッケージの品名表示が「トマトジュース」になっているものを選びましょう。
品名が「トマトジュース」と記載されているものは、JAS規格によりトマト以外の野菜や果物が加えられていません。そのため、トマトそのものの糖分のみが含まれています。一方、「トマトミックスジュース」や「野菜ジュース」の表記があるものは、砂糖類が加えられている場合があります。
購入するときは、パッケージに記載された原材料表記も確認しましょう。原材料に「トマト」または「トマト、食塩」のみが記載されているものがおすすめです。「砂糖」「果糖ぶどう糖液」「果汁」などが記載されている場合は、糖分が添加されているため注意が必要です。
ダイエット中やカロリーを抑えたい場合は、品名が「トマトジュース」で原材料がシンプルな商品を選びましょう。
» 農林水産省「日本農林企画JAPANESE AGRICULTURAL STANDARD」(外部サイト)
コストを抑えたいなら濃縮還元タイプを選ぶ
トマトジュースを毎日飲み続けるためにコストを重視する場合は、濃縮還元タイプがおすすめです。
トマトジュースには「濃縮還元」と「ストレート」の2種類があります。濃縮還元タイプは、トマトを一度濃縮してから水を加えて元の濃度に戻したものです。トマトを濃縮することで輸送や保管のコストが抑えられるため、比較的安く販売されています。
ストレートタイプはトマトを搾ってそのままパッケージしたトマトジュースです。トマト本来の風味をより強く感じられますが、価格は濃縮還元タイプよりも高くなる傾向があります。
栄養面では、濃縮還元とストレートで大きな差はないとされています。毎日続けることを優先するなら、コストパフォーマンスの良い濃縮還元タイプを選ぶのも賢い選択です。
トマトジュースを毎日飲むときのポイント

トマトジュースの栄養を摂り入れるためには、飲むタイミングや飲み方にも工夫が必要です。トマトジュースを毎日飲むときのポイントを紹介します。
1日1回タイミングを決めて飲む
トマトジュースを毎日の習慣にするためには、1日1回タイミングを決めて飲みましょう。飲むタイミングを固定すると適量を守りやすくなり、飲み過ぎ防止につながります。
朝にトマトジュースを飲めば、睡眠中に失われた水分が補給できます。朝の1杯としてトマトジュースを取り入れることで、手軽に朝食の栄養バランスを整えることが可能です。小腹が空いたときの間食代わりにトマトジュースを飲む方法もおすすめです。甘いお菓子やスナック菓子に比べてカロリーが低く、罪悪感なく空腹を満たすことができます。
夕方から就寝2〜3時間前のトマトジュースは、1日を通して栄養バランスを整えられる良い習慣です。トマトに含まれるアミノ酸の一種であるGABAは、夜の栄養補給に適した成分です。寝る前のリフレッシュタイムを大切にしたい方は、夕方以降にトマトジュースを取り入れましょう。
» 農研機構「機能性成分含有量データ」(外部サイト)
» 美味技術研究会誌「ギャバ(GABA)の効能と有効摂取量に関する文献的考察」(外部サイト)
リコピンと相性の良い油と一緒に摂る
トマトジュースに含まれるリコピンは、油と相性の良い栄養素です。リコピンは脂溶性の性質を持つ成分で、油と一緒に摂取することでリコピンが油に溶け出して、体の中に摂り入れやすくなります。
オリーブオイルはトマトジュースと相性が良い油です。トマトジュースにオリーブオイルを数滴垂らして飲むと、まろやかな味わいになります。オリーブオイルが苦手な場合は、油を使った食事と一緒にトマトジュースを飲みましょう。バターを塗ったトーストや、炒め物や揚げ物などに組み合わせて飲む方法がおすすめです。
» 農林水産省「トマトまるごとまるわかり!」(外部サイト)
毎日のトマトジュースは目安量を意識して取り入れよう

トマトジュースは1日200ml程度の目安量を守れば、毎日飲んでも問題ありません。トマトジュースにはリコピンをはじめとする栄養成分が含まれていて健康の維持をサポートします。一年を通して安定した品質のものが手に入り、価格も手頃なため毎日の習慣として続けやすい飲み物です。
ただし、飲みすぎると塩分やカリウム、カロリーの摂りすぎにつながる可能性があります。塩分が気になる場合は食塩無添加タイプを、糖分が気になる場合は品名が「トマトジュース」と表示されている商品を選びましょう。
トマトジュースは飲むタイミングを決めておくと、適量を守って飲み過ぎ防止につながります。朝や夕方など習慣化しやすいタイミングや、間食の代わりに飲む方法がおすすめです。オリーブオイルや油を使った食事と一緒に飲むと、トマトジュースに含まれるリコピンが摂り入れやすくなります。
トマトジュースは目安量を守って上手に取り入れ、バランスの良い食習慣を心がけましょう。